アレルギーの病気
子どもに多い肌の病気
アトピー性皮膚炎
監修・取材協力:みずの内科クリニック院長
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- かゆい湿疹が皮膚に繰り返し起こる病気
- 皮膚のバリア機能が低いために発症する病気
- スキンケア+塗り薬、飲み薬で治療を行います
- 80%は5歳までに自然軽快すると言われています
- アトピー性皮膚炎の基礎知識
- アトピー性皮膚炎の近年の動向
- アトピー性皮膚炎の症状
- アトピー性皮膚炎の検査方法
- アトピー性皮膚炎の原因
- アトピー性皮膚炎の治療方法
- アトピー性皮膚炎の合併症
- アトピー性皮膚炎の自宅療法(療養方法、再発防止など)
- アトピー性皮膚炎の予防・対策方法
- アトピー性皮膚炎のセルフチェック

アトピー性皮膚炎の基礎知識
かゆい湿疹が皮膚に繰り返し起こる病気。肌のバリア機能が不十分な人に発症する皮膚の病気で、とにかくスキンケアをしっかり行うことが大切です。紫外線を浴びすぎない、汗をかいたらこまめにシャワーを浴びるなどして、肌への刺激を最小限に抑えましょう。幼児に多い病気ですが、約80%は5歳までに自然軽快すると言われています。
アトピー性皮膚炎の近年の動向
4か月から6歳では12%前後、20歳~30歳代で9%前後の頻度で認められることが明らかになっています(出典:アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008)
アトピー性皮膚炎の症状
かゆい湿疹が皮膚に繰り返し起こります。特に、目の周りや、耳の周り、首、肘、膝の裏などの関節によくできます。掻きむしると余計に悪化して、発疹が拡大していきます。
アトピー性皮膚炎の検査方法
症状によっては血液検査を行い、傷口から細菌やカビが侵入していないかを検査します。
アトピー性皮膚炎の原因
皮膚のバリア機能が弱いことが要因です。そこに、アレルギー、ストレス、ダニやカビなど何らかの物質・環境が影響を与えることで発症します。
アトピー性皮膚炎の治療方法
バリア機能を高めるためのスキンケア、皮膚の炎症を抑えるためのステロイド外用薬、痒みをおさえるための抗ヒスタミン内服薬などで治療を行います。
アトピー性皮膚炎の合併症
炎症部分からばい菌が入り、繁殖することで悪化することがあります。
アトピー性皮膚炎の自宅療法(療養方法、再発防止など)
スキンケアを忘れずにしっかり行うことが大切です。
アトピー性皮膚炎の予防・対策方法
アトピー性皮膚炎になる方は、肌のバリア機能が低いため、あらゆるものが肌への刺激となりえます。紫外線を浴びすぎないようにする、ダニやハウスダスト、カビなどを除去する、汗をかいたらシャワーを浴びて清潔にしておくなど、常日頃から肌を守る工夫をしましょう。
アトピー性皮膚炎のセルフチェック
□ひどいかゆみがある
□目の周りや、耳の周り、首、肘、膝の裏に赤くブツブツした湿疹がある
□乳児の場合は湿疹がジクジクしている
□皮膚全体がカサカサと乾燥している(幼児~大人)
□衣服などに当たった部分がかぶれて赤くなる