アレルギーの病気

若い女性に多くみられる排卵障害を引き起こす病気
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

監修・取材協力:可世木レディスクリニック院長
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Medical.T 編集部 M.Imase

  • 多嚢胞性卵巣症候群は排卵障害を引き起こす病気。
  • 若い女性に多く、生理周期が長いのが特徴。
  • 原因は遺伝によるものが多い。
  • 症状が出ないため、妊娠を希望して初めて気づくことが多い病気です。

多嚢胞性卵巣症候群の基礎知識

卵巣の中に卵胞が隙間なく詰まることで、排卵ができない状態になる病気を多嚢胞性卵巣(PCO)と言います。その一歩手前の段階であるPCOSは、卵胞がネックレスを並べたような状態になり、排卵障害が起こる病気。特に若い女性に多くみられ、生理周期が長いのが特徴です。排卵誘発剤(クロミッドやHMG注射)で排卵を促す治療を行います。

多嚢胞性卵巣症候群の症状

エコーで見ると卵胞がネックレスを並べた状態になっており、排卵障害が起こります。生理周期が長いのが特徴ですが、それ以外の症状が出づらいため発見が遅れることが多いです。

多嚢胞性卵巣症候群の検査方法

ホルモン値測定とエコーで検査を行います。

多嚢胞性卵巣症候群の原因

遺伝によるものが多いようです。少数ですが急激なダイエットなどによって罹る場合もあります。

多嚢胞性卵巣症候群の治療方法

排卵誘発剤(クロミッドやHMG注射)を使って排卵を起こす治療を行います。

多嚢胞性卵巣症候群の自宅療法(療養方法、再発防止など)

定期的に通院して医師の診察を受けましょう。

多嚢胞性卵巣症候群の予防・対策方法

10代~20代の若い女性で、月経が3ヶ月以上きていない場合、早めにピルを服用して月経周期を整えておきましょう。

多嚢胞性卵巣症候群のセルフチェック

□月経周期が長い(35日以上)
□3ヶ月以上月経がきていない

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